トレンドベクターエビエーションの安全に対する取り組み
このページでは、当社の安全に対する取り組みに関してお知らせしております。お客様がフライトを安心してお楽しみいただけるよう、スタッフ一同が取り組んでいることをご紹介します。
【1】 機体の整備
- 連邦航空局(以下FAA)とセスナ社の認定した整備プログラムを使用
- 経験豊かで、航空会社で管理職経験を持つFAA認定整備士による高品質の整備
- FAAの認定航空機検査官による航空機の品質保障と、検査の実施
- 整備工具管理プログラムの導入
- 機体防錆プログラムの導入
- エアコン装備の格納庫内で機体の保守管理を実施
- 週1回以上機体の真水による洗浄を実施
- 年1回の機体防錆剤の塗布
グアムでの機体整備に関して一番の問題は機体の腐食になります。塩を多く含んだ激しい雨、潮風と強い日差しで、機体の表面が簡単に錆び始めます。錆びは機体を腐食させ構造上の強度を低下させるとともに航空機の性能も著しく低下させます。この問題を解決するべく、弊社ではエアコン付の格納庫を使用し、雨、風、日差しから機体を守っております。また錆を防ぐ為に機体洗浄専門のスタッフを雇い、週に1回以上の機体の水洗いを行っています。そして、100時間飛行毎の整備点検や大掛かりな年1回の年次整備も行い、常に機材のベストコンディションを保てるようにしています。
【2】 運航乗務員、教官操縦士教官の訓練と審査
定期的な運航乗務員、教官操縦士の訓練と審査
運航乗務員、教官操縦士は毎月緊急事態を想定したあらゆる訓練を主席操縦教官より受け、技量維持をしております。また年1回以上日本法人より査察操縦士が運航乗務員、教官操縦士の技量、知識を厳しく審査し、高品質の運航と安全を維持します。
運航乗務員、教官操縦士の健康管理
乗務開始前に主席操縦教官またはジェネラルマネージャーによる健康管理チエックを実施しております。また年1回の厳しい航空身体検査に合格するために健康管理の指導を行っております。
運航中の不測の事態を想定して、運航乗務員、教官操縦士は月に一度の緊急対応訓練を実施しています。訓練内容としてはエンジン停止、電気系統のトラブル、無線等の故障、悪天候下を想定した飛行訓練を行っています。また、運航乗務員採用には航空会社同等の採用基準を設け技能、知識、人物を重視した採用をしております。より楽しく安全で快適な飛行を提供できる運航乗務員をベストなコンディションで運航に従事できる環境を整えております。
【3】 運航体制
運航基準
基本的には弊社での最低運航基準は有視界飛行として「視界は最低4.8km」、「雲低は600m」、「最大風速7m」とし、その中で一つでも条件に合わない場合は主席操縦士またはジェネラルマネージャーが飛行禁止を宣言します。しかし南国の天候というものは変わりやすく、スコールや雷へと急変する事があります。その様な悪天候のなかでも運航乗務員は最適なルートを見出し、安全に空港まで帰還して着陸できるよう訓練を行っています。操縦士全員が視界に頼らず飛行できる「計器飛行証明」というFAA公認の資格を保有して運航を担当しております。
運航モニター
飛行機が運航中は事務所で地上スタッフが常に無線、天候、空港、航空情報そして航空機と操縦士の状態をモニターしております。そのため適切かつタイムリーに飛行中の航空機の支援ができます。
【4】 保安体制
格納庫、事業所立ち入り証の管理
格納庫には数十億円を超えるビジネスジェット機やエアラインの使用する飛行機が入ってくるため、不審者が入らないために厳しいIDチェック体制と立ち入り証の管理を実施しております。
但し、お客様が不安や不快にならないよう細心の注意を払っております。
高性能保安カメラで24時間機体、施設、設備の安全をモニター
夜間不審者による機体や施設の破損や盗難を防ぐためにTVAでは独自の高性能保安カメラを設置し24時間体制で機体を管理しています。
運航開始前の機体検査の実施
1日の運航開始前と後に機体の徹底的な検査を実施します。
機体までのエスコートの実施
格納庫内の移動から機体搭乗までTVAIスタッフがお客様の安全を確保するために機体までエスコートいたします。
【5】 航空保険
United States Aircraft Insurance Groupという大手保険会社にて保険をかけています。パイロット以外の乗客に対して最大1億円の保証額となっています。
【6】 日本法人の対応
また、不測の事態に即応出来るように、日本法人がグアム事務所と連絡を密に取っています。